英語の本選びは、子どもにとっても保護者にとっても難しく感じることがあります。大切なのは、子どもがやる気を持ち、自信を持ち、読書を楽しめる本を選ぶことです。「ちょうどよい」本とは、簡単すぎず、難しすぎない、その中間にあるレベルの本です。学びをサポートしながら、読書を楽しいものにしてくれます。本を選ぶときは、レベルだけでなく興味も大切です。興味のある物語は、子どもが自然とたくさん読み、学びにつながります。
レベルを確認する簡単な方法として「ファイブフィンガー・ルール」があります。子どもに1ページ読んでもらい、読めない、または意味が分からない単語があるたびに指を1本立ててもらいます。
0〜1本: 簡単すぎる
2〜3本: ちょうどよい
4〜5本: 難しすぎる
この簡単な方法は、子どもが自分で本を選ぶ力を育て、やる気や自立心を高めることにつながるのでぜひ試してみてください。
次に図書館へ行くとき、子どもに3冊選んでもらいましょう。楽しむための1冊、レベルが「ちょうどよい」1冊、絵本を1冊。この方法は、読書の幅を広げ、自立性を育て、読書好きの子どもへと導きます。
家庭での英語読書についての詳しいヒントはこちら:
https://learnenglishkids.britishcouncil.org/parents/top-tips/english-books-home
研究でもこの方法は支持されています。適切なレベルの本を使った読み聞かせや共有読書は、語彙力や言語発達を大きく伸ばすことが知られています。2019年のメタ分析では、レベルに合った本での共有読書が確かな言語力向上につながることが示されています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1747938X18305116